イワナについて

   

  

◎どんな魚?

 ニッコウイワナ,ヤマトイワナ,ゴギ,キリクチなどの種類がいますが,総称して「イワナ」と呼んでいるようです。
 雪のような白い斑点があり,それがイワナの特徴といえます。パーマークもありますが,ヤマメより薄く,また,河川や沢により,模様や色にかなりの違いがあります。
 居付きの(ネイティブ)イワナは,腹や体側の斑点がオレンジ色になっているものが多いです。
 40㎝くらいまで成長する個体もいます。
 海に下るものは「アメマス」と呼ばれ,斑点が大きく,70㎝にも成長します。
 どん欲で,昆虫,小動物,小魚を好みます。ヘビやネズミも食べてしまう大食漢です。

◎どこにいるの?

 日本の淡水魚の中で,最上流部に生息し,昔は,その姿を見る機会がめっぽう少なかったことから,「幻の魚」と言われていました。
 現在は,放流が進み,数自体は増えていますが,その反面,天然イワナを見ることができるのは,渓流釣り師でも,急峻な渓谷へいける一握りの人たちだけになっているのが現状です。


◎釣り方は?

 エサ釣り,テンカラ釣り,フライフィッシング,ルアーフィッシングが主な釣り方です。
 自分は,エサ釣りとルアーが中心です。
 エサ釣りでは,ラインを極端に短くしての提灯づりが釣果を上げます。
 ミミズ,川虫,ブドウ虫などが主なエサですが,秋口にはバッタやトンボでもよく釣れます。
 ヤマメと違い,イワナは一気に飲み込まないので,こつこつとアタリがあってから,ちょっと待ってから合わせるのがポイントです。
 一度バラしても,水面から出てなければもう一度,食ってくるので,すぐあきらめず粘ってみましょう。
 ポイントは,滝壺,堰堤,大岩の周り,木の下(毛虫などが落ちてくる)ですが,思いも寄らないつまらないところで,思いも寄らない大イワナが釣れることがあります。

◎食べ方は?

 塩焼き,ムニエル,薫製,甘露煮,イワナ汁,刺身などで食べます。
 刺身は,源流や,養殖のものに限ります。ちなみに,源流のイワナの刺身は肉がピンクで,こりこりして甘みがあり,海の魚以上のうまさでした。
 それから「イワナの骨酒」は,酒好きにはこたえられない逸品で,釣りに行くと,骨酒用の1尾をまず確保します。
 イワナと一緒に写っているのは,ふきのとうと山ウドです。

 最近は毎年 燻製にしています。

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