釣行記１４３　サクラマス　痛恨のばらし　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田子倉ほか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１９．４．２７～２８

　　イワナ釣りやヤマメ釣りについて､ここ数年､数はどうでもよくなってきています。そして､最近あこがれているのがサクラマスを釣ること。尺イワナを何尾釣るよりもサクラマス一尾が釣りたい。そういう心境に変化しています。
　先週テレビで海サクラを釣る番組が放映されていました。サクラマスを釣るために雪の中､３００キロ以上移動しながら竿を振り続ける。そして待望の一尾。という内容でした。そこまでしても釣る価値のあるサクラマス。自分も釣ってみたい。にわか渓流釣り師ですが､なんとかあこがれを現実にしたいと考え､そこに向けていろいろ方策を考えている今日この頃です。

　そしていよいよ､決行となりました。
　今回､群馬の大イワナポイント､メインの田子倉湖､あとは､昭和村でコゴミ採りと回ってくるコースです。中島屋旅館が宿泊できないので､車中泊の連泊となります。

　２６日午後早めの出発。下館でラーメン。後は高速を使わず群馬へ。途中足利フラワーパークで藤の花見学という選択肢もありましたが今回はパス。黒保根周りで群馬のポイントへ向かいました。
　夕方到着。ワカサギは泳いでいません。３０分くらいキャストを繰り返していると大物がヒットしました。が玉網を出すのにもたもたしてしまい､バラし。50センチくらいはあったとおもいます。残念。ついでにルアーを引っかけて竿が折れてしまいました。
　そして､一泊目の車中泊。外気温は２℃。寒いです。夜中車のエンジンを2時間アイドリングして寒さをしのいでました。
　２７日早朝。二回目のあたり。これも大物。あっという間にルアーごともっていかれてラインが切れてしまいました。またか・・・。やな感じです。
　気を取り直して1時間。やっと３７センチが釣れました。大きさを計っているとワカサギを3尾吐き出しました。ワカサギルアーとうり二つです。　　　　　　

　　　　　　　　　　　高速で小出に移動。いつもの「ものづき村」でシオデを購入。
　　　　　　　　　　　山菜が取りそろえてあり､寄る価値が高いです。
　　　　　　　　　　　　
　

２８日､雨は上がっていました。いよいよ勝負です。
が沸かしたお湯でカップのしじみ汁を飲もうとしたのですが､飲むときカップを倒してしまいました。しじみ汁くさい車なんて最悪です。

　5時過ぎポイントへ到着。またワカサギルアーで粘りますがいっこうにあたりはありません。
　昨日夜ネットで調べていたらどこかのサイトでスプーンがいいと書いてあったので､一つだけ持っているオレンジ色のスプーンに変えてみました。
　そして運命の何投目か。不自然にスプーンを動かしたときです。
　おっーといきなりきたー　　　あたりです。　
　銀色に魚体が輝いているのがわかります。目が合いました。ついにサクラです。
かなりの興奮状態になりましたが､やりとりしていてこれはいけると思った瞬間､ルアーが外れてしまいました。
　やっちまいました。
　気を取り直してキャストしますが､前日に引き続きルアーが引っかかり､二本目の竿が折れてしまいました。オレンジ色のスプーンもなくなり万事休す。
　あれが釣れていれば・・・。放心状態です。
その後ワカサギルアーで粘りましたが､とうとうあたりはありませんでした。

　あきらめられませんが､どうすることもできません。出るのはため息ばかり。
　仕方なく昭和村に向かいましたが､何もする気になれません。。

　

　ここは只見川と伊南川の合流地点。60センチ級のイワナが生息しているそうです。

　

　どんよりした雲が立ちこめる中､雪割り街道を新潟県から福島県に移動し､田子倉湖只見沢到着が10:00。いよいよです。気持ちが高まります。
　田子倉湖は水位が極端に低く､ガレ場にどろんこ地帯とバックウォーターまで行くのに結構大変です。先行者が二人いましたが釣れてないようです。ワカサギの回遊もないです。自分の釣りスタイルとしてはあり得ないくらい粘りましたが､冷たい雨も降っていて手がかじかみ約１時間で撤退です。
　

　ここの駐車場では寒すぎのため､只見町まで下って2回目の車中泊。
　雨降りのために､携帯のガスコンロでお湯を沸かしてカップ麺。シオデを入れてみるとさらにおいしくなりました。
　でも夜はここでも2℃。明け方は雪。信じられません。車の中で震えていました。
　二日目、天気が回復するのを祈るしかありません。

　