釣行記195 道北でイトウ釣り」 2024.6.15~16
おためし移住の目的はいろいろありますが、イトウをつり上げることも大事なミッションの一つです。
6/15 それを実行に移しました。
北海道入りする前から、イトウ釣りについていろいろと調べていたのですが、かなりつり上げるのは難しそうです。
釣り人ほとんどがルアーなのですが、ここに着目し、田子倉湖の経験を活かして、エサ釣りで釣るという戦法でいくことに決定しました。
まず、持ってきたミミズで小魚を釣り、それを生き餌としてイトウを釣るのです。
朝.2時35分出発、猿払川まで160キロ約3時間弱。家から昭和村くらいの距離です。
5時過ぎには現地到着。グーグルマップで川の蛇行など事前に調べていたのである程度、ポイントは絞っていました。
早速、ベイトフィッシュ釣り。まずはウグイがかかってきましたが20㎝くらいあり、ちょっとでかすぎです。
カレイみたいな魚もかかってきました。とりあえずウグイを3匹確保してぶっ込み釣り。
期待はほとんどしていませんがアタリを待ちます。
暇なのでルアーを投げたりしていましたが45分後くらいに、いきなり鈴が鳴りました。
急いであげると、ごぼっと音がし、水面がゆらぎました。
そしてあっさりハリス切れです。
やっちまいました。がっかりです。予想以上の大きさだと思います。
ふつうはバシャバシャという音なのですが、「ごぼっ」なのです。
その後、ウグイが底をついたのでウグイを釣っていると、一番大きなウグイをぶっ込みで入れといたラインが垂れています。
巻き上げると、こちらもハリスが切れていました。
もうびっくりで、もしかしたらこの近辺に大物がいるという仮定に気持ちを切り替え、集中するためにルアーはやめました。
その後やっと15㎝くらいのウグイが釣れたので、浮き釣り開始。
15分後くらいでしょうか。田子倉で見られたようなベイトが逃げるような浮きの動きが現れました。
それが、数分間隔で続きます。
そしてとうとう、浮きがこれまでにないスピードで動き出しました。
「もらった」と思わず声を上げ、リールを巻き始めます。すると「ごぼっごぼっ」と暴れ始めました。でかいです。これまで釣った経験のない大きさです。
コーヒー牛乳色の川の表面に姿が現れました。「間違いなくイトウです!」
すぐワカサギすくい用の直径60センチの玉網を用意し、イトウを寄せてきたのですが、テンションを緩めた瞬間、針が外れてしまいました。
掛かりが浅かったのです。というか針があのモンスターには小さすぎるのです。
サクラマスをばらしたときと同じ感覚です。呆然としてしまいました。
ウグイもなくなり、本日は撤退です。
宗谷の素晴らしい景色を見ても全然頭に入ってきません。
でも、ミミズは数えるとあと6匹残っていたし、まだチャンスはあると自分を鼓舞し、稚内の釣具屋に向かいました。
とにかく田子倉湖用の針では小さいのです。
海サクラマス用の針は買えましたが、ミミズはおいてなかったので残っている6匹で明日リベンジです。
宗谷岬に行く途中、海沿いの空き地で仕掛けを準備しました。明日はルアーはやらずウグイが釣れた時点でエサ釣りのみで勝負です。
あの3回のうち一回でも釣れていればと思うと切なくなりますが、すべては明日です。
釣具屋の帰りに食べたラーメン青い鳥というお店の「ホタテジオラーメン」
6/16
いよいよ最終決戦です。
昨日と同じポイントに4時半到着。
まずはウグイ釣りです。20分くらいで5匹釣れましたが、とうとうミミズはなくなりました。
小さいウグイは延べ竿に。中型ウグイはぶっ込みと浮き釣りにセットし、アタリを待ちます。
10分くらいで延べ竿の浮きが高速で沖の方に動き出しました。
いそいで合わせますが、一直線に引かれてそのまま竿と道糸をつないでるところからあっという間に切られました。
何もできませんでした。
田子倉湖では今年延べ竿で54センチのイワナを1.5号の道糸で釣りましたが、今回全く歯が立たなかったです。道糸は2号に変えていましたが。
延べ竿はここでは使い物にならないとその時悟りました。
リールで始めていればと思っても後の祭りで、さっさと延べ竿は片付けました。
残りはリール竿2本です。
ウグイもなくなり、あとはあたりを待つだけです。
8時、ぶっ込み竿をちょっと移動させていたら、浮き釣りの浮きがいつの間にか水面からなくなっていました。
竿を立てると、重量感がすごいです。
「やっとイトウが釣れる」と安心して玉網を用意して寄せてきました。
2度目のイトウに対面です。昨日のよりは小さいですがそれでも60位ありそうです。
これでイトウ釣りも完結したと思った瞬間、「なに?」急にあの重量感がなくなったのです。
「え?え?え?」「何で?」
これが今日口からでてきた最後の言葉でした。
5度目の正直もだめでした。万事休すです。
後ろ髪を引かれながらも(引かれるほどの長さはない)さっさと引き上げました。
何も思い出したくありません。
というわけです。おわり。
よかった点ひとつ、エサ釣りは非常に有効であった。
釣りのページにもどる