釣行記191 群馬ポイント 田子倉湖 昭和村 2024.4.28~30
 

 待ち焦がれていた2024田子倉湖釣行です。
 10日ほど前から、一度偵察に行くべきともう一人の自分が訴えていましたが、なんとかこらえて計画通りの出発になりました。
 
 29日の宿を檜枝岐の「温泉民宿あづま」に予約したのが昨年の12月。
 どうして12月かというと、この宿、一人宿泊が3ヶ月に1日くらいしか空きがなく、空きを見つけた時点で予約を入れたからなのです。
 後先の行動はその時点では全く考えてなく、どう釣りと結びつけるかずっと悩み、考えを巡らせていました。(堂々巡りでした)
 連休の最終日なので、釣りは結構厳しそうなのです。

 最終的に、天気や田子倉湖の水位、昭和村の山菜の生育具合なとを総合的に勘案して、今回のルートに決めたのが22日でした。
 その日昭和村に行っているまっちゃんからコゴミはもう遅い連絡があり、昭和村にわざわざ行く必要がなくなったからです。

 田子倉湖の水位は自分のこれまでの経験から、釣りのできる最低ラインの490メートルを超えてきました。

 まずは群馬のポイントで前哨戦です。
 28日午前1時出発、夜明けを待ちます。月は半月くらいですがかなり明るく感じます。

   

 雪がありません。例年なら5月下旬の景色です。
 なんなく歩いてポイント到着、と同時にルアーキャスティング開始。
 今年初めてのルアー釣り。気分は上々です。
 数回、ルアーを追ってきたのを確認できましたが、最終的には釣れませんでした。
 ワカサギも泳いでなく、時期が遅かった感じです。

 

   移動の途中 谷川岳を望む

 本命ではないので割り切りが早いです。
 気持ちを切り替えて小出インターから開通になったばかりの国道252号を会津に向けて車を走らせました。

 252号線も全く雪がありません。
 いつもの場所から写真を撮ったのですが、開通直後とは思えない緑豊かな景色でした。

 

 田子倉湖のポイントには8時過ぎに到着。
 両岸に5人ずつくらい釣り人はいましたが、バックウォーターの流れ込みの感じから、いつもと逆の橋から見て右岸に入りました。
 ガレ場を進みバックウォーターから100メートルほどの場所に陣取りました。
 そしてそして。
 今日のことを考えて11月に牛久沼で釣って池に入れておいたモツゴの登場です。
 4月中には、まだワカサギはとれないだろうという前提で考えていました。
 もしワカサギがとれなかったら他の釣り人も釣りになりません。
 その時に、モツゴをワカサギの代わりに使えば、勝ったも同然です。
 そして改めてモツゴの生命力に感服しました。家からここまでクーラーボックスの中なのに元気いっぱいなのです。
 かれこれ7時間です。エアーは入れていましたが。
  

   
 
  只見線が通過しました。

 現場に着きましたが一年ぶりなので、いろいろと準備に時間がかかってしまいました。
 やっと浮き釣り2とぶっ込み釣り1をセットし終わり一息ついて朝食用の冷やし中華の写真を撮った直後でした。
 延べ竿の浮きにアタリが。
 まだ始めて15分くらいしかたっていません。
 「きたー」延べ竿が弧を描くようにしなります。
 耐えられない引きです。
 両手で堪えているので、ワカサギすくい用のタモに手が届きません。
 と、先ほど釣果など情報交換した若い釣り人が近くに来ました。
 「手伝ってくれー」と網を目でさして助けを求めると、状況が理解できたようでタモをもって取り込む準備をしてくれました。
 その後何分たったか覚えていませんが、ぎらっとしてないのでもしかしたらコイ?だったらどうしようと思いましたが
 ネットに収まったのは53㎝のイワナでした。
 やりました。恐るべきモツゴパワー炸裂です。
 若い釣り人にお礼を言いましたが、モツゴのことを話すとびっくりしていました。
 モツゴ作戦大成功です。

 若い釣り人のグループは11時頃引き上げていきました。サクラマスをルアーで一匹釣ったようです。
 引き上げるときに、「クーラーボックスを持ってきてないのでサクラマスいりますか」というので、ありがたく頂戴しました。
 その後14時まで粘ったのですがアタリは2回あっただけで結局、開始15分で釣ったイワナ一匹が今日の釣果になりました。

  53㎝のイワナといただいた50㎝サクラマス

 ちなみにダムから戻る途中コゴミ採りもしましたが、ぎりぎりセーフで1キロほど収穫できました。

 本日は久しぶりの車中泊です。近年は寝袋2枚重ねて寒さに耐えて寝ていたのですが、一枚でも暑いくらいの陽気です。
 釣りの途中にウェーダーも脱いでしまったくらいです。
 汗で気持ちが悪いです。
 そこで重宝するのが、お風呂「只見保養センターひとっぷろまち湯」です。
 サウナ付きで500円。そして氷も700グラム100円で販売していました。
 もう快適すぎです。お風呂出たとき氷を二袋買いましたが、後から3袋追加で買いました。クーラーボックスが保ちません。
 買ってきておいたサンドウィッチを食べビールを飲み19時消灯です。
 車中泊は快適で、一度1時に目が覚めたきりでした。
 
  
    

 2日目 さらに釣果が伸びました。
 今日はえさがないので釣りにならないかもと思っていましたが、見つけました。
 岸近くから湧水のあるところにワカサギが集まっていたのです。
 それも大型です。
 昨日はモツゴパワーでしたが、今日は大ワカサギパワーで勝負です。
 場所は昨日とほぼ同じ場所。水位は50㎝ほど増えています。

 昨日と違い、手際よく竿をセット。アタリを待ちます。
 すると6時頃、また延べ竿にヒット。
 手の届くところにタモをおいていたので慌てることなく取り込めました。
 32㎝のイワナです。
 続いて、リールの浮き釣りにアタリ。7時頃です。
 風で流されて岸の近くまで寄っていた仕掛けに喰ってきました。
 30㎝のサクラマスです。
 その後、アタリはなく9時に片付けを始めたのですが、最後にぶっ込みのリールを片付けようとすると。
 リールからラインがするするするとどんどん出て行っています。
 合わせるとかかりました。
 昨日よりは一回り小さい40㎝のイワナでした。
 退却してるときに対岸の釣り人グループが立て続けに大物2本上げていました。
 もう少し粘った方がよかったかも。
 
  

 ここで今回の田子倉湖終了になりましたが、釣果は尺オーバーイワナ3、尺サクラマス1、譲り受けた50㎝サクラマスの計4本。
 記録として残しますが、水位は492メートル、釣れた時間5時から10時の間でした。
 車中泊した場所に戻り片付けと昼飯です。

   

 最初の予定ではこの後、昭和村経由檜枝岐の予定でしたが、昭和村は山菜も期待できないので、直接檜枝岐に向かうことに変更しています。
 が、時間もあるので新鳥居峠から玉川の堰堤に行くことにしました。
 奥会津は、桜は散ってはいましたが新緑がとてもきれいです。新鳥居峠も白樺の幹の白と若葉の黄緑が青空に映えて見事です。
 
  

 玉川の上流は雪代は減ってきていて釣りができる水量になっていました。
 堰堤で骨酒サイズのイワナがかかりました。
 きれいな渓流の流れを眺め、マイナスイオンを浴びながらの渓流釣りも、湖での大物釣りとは趣向が違いますが、魅力十分です。
 近くでコシアブラを発見しました。

   

 途中、商店でアイスを買い足しながら、伊南川沿いをさかのぼり、檜枝岐にやってきました。こちらは雪代まっただ中の水量です。
 さすが尾瀬を抱えているだけあるなと思いました。

  檜枝岐 種類はわかりませんが桜が咲いていました。

 15時チェックイン。お楽しみの「燧の湯」の無料券を借りて、早速温泉へ。日帰り入浴1000円に値上がりしていました。
 ここの泉質大好きです。
 今回、露天がぬるかったことと、湯がつかれていた感じがしましたが、ほのかに香る硫黄臭がたまりません。
 
 宿に戻ってからは一人宴会です。持ってきた分のビールは昨日の車中泊でなくなっていたので南郷で仕入れときました。
 暑いので窓全開です。
 仕事もちょっとしてたら、なんと日銀の為替介入?がいきなり始まっていてびびりました。

   

 そして、いよいよ夕食の時間。
 イワナの刺身を久しぶりに味わいました。おいしいです。そのほかにもたくさんの山菜が使われた料理、マイタケご飯、裁ちそばなど
 至れり尽くせりです。生ビールもありましたが飲み過ぎていたので焼酎のお湯割りをいただきました。

  

   

 3日目

 寄り道せず、まっすぐ帰ってきました。
 12時帰宅。いろいろと片付けしたり洗濯したりしていたら15時になってしまいました。
 夕飯のおかずはワカサギの天ぷら、コゴミのマヨネーズ醤油和えをとりあえず作りました。ワカサギ絶品でした。
 大物のサクラマスとイワナは冷蔵庫の場所をとるので、これから切り身にしておいて、後で何にするか考えたいと思います。
 
  

 とにかく、奥会津満喫の3日間となりました。
 今回の釣行の功労者は間違いなくモツゴでした。
 近々、また行きたいです。

 釣りのページにもどる