釣行記156  田子倉湖  2020.5.22

 とうとう釣りました。サクラマス
 近年これをずっと目標にしていました。川釣り師のあこがれの究極の魚です。
 
 今回釣れなかったら今年はもう無理かなと思っていたし、自分の技術では難しいのかなと半分あきらめていたので、うれしさも半端ないです。
 今、倅に「鬼滅の刃」を借りて読んでるのですが、「十二鬼月」を倒したような気分です。

  51㎝あります。
 
 
 11時半自宅出発、車中泊で夕方と明日の朝釣る予定で出かけました。
 水位は12時で497M。前回より4メートル増えています。
 浅草岳がきれいに見えます。天候曇り時々晴れ。気温15℃。
 今回はぶっ込み釣りではなく、浮き釣りをメインに考えました。昨年はガン玉とハリスにワカサギが絡んでしまったので、自分なりに工夫し、おもりを大きめの通しおもりにして、ハリスを短めにして魚が動きすぎないようにしました。ハリスはフロロの1.5号、針はがまかつのマス針9号です。
 海で港の岸壁から釣るような感じです。
 
 橋から見て左岸にいくか、右岸にいくか迷いましたが、川の流れ込みの様子から左岸にしました。
 先行者は一人、竿を三本並べて釣っています。
 こちらはバックウォーターから50メートルくらいの岬状のところを陣取ってルアーと浮き釣り、ぶっ込み釣りと手段を選ばずサクラを狙います。

 4時から釣り初めて1時間くらいは前回と同じアタリが0です。
 今回もだめかなと思いながら、浮き釣りの浮き下を短くして様子を見ていました。
 
 すると・・・。
 玉浮きがぷかぷかぷかと動き出し、いきなり沈んでいってます。
 「きたー」竿を持ち上げると手応えがあります。暴れ始めました。やりとりしていると、水の中でぎらっと光りました。 サクラだーーーー。
 この瞬間をどれほど待ち望んでいたか。バラさないように慎重にと思っても、自分で慌ててるのがよくわかります。
 玉網もありましたが、手に取る余裕がありません。昨年「ぎらっ」を見た後のバラしが頭をよぎります。はやく取り込まなくては。
 針はしっかり刺さっているようです。
 最後は竿を立てながら後ずさりして岸辺に引きづりあげました。
 
 夢にまで見たサクラマスです。舞い上がってしまいました。キノコ狩りでマイタケを見つけたときはたぶんこんな感覚でしよう。
 素直にうれしいです。田子倉に通って8回目、とうとうこの瞬間が来ました。

 その後、ワカサギを確保して、また釣り始めると、まず25㎝のヤマメが釣れ、そしてなんと二尾目、三尾目とサクラマスが連チャンです。32㎝、36㎝です。釣れるときはこんなものなんですね。
 リュックから尾びれ再びです。
   

 暗くなってきたので6時50分に切り上げました。暗くなりすぎると危険なので。
 対岸ではリールを5メーター間隔に4本準備しています。明朝に備えているようです。
  
 帰り際、只見線がちょうど通っていきました。
 
  
 
 今回車中泊はなしにしました。する理由がなくなったので。もう十分満足です。 
 
 今回なにが勝因だったか。
 ますは水位、昨年の大イワナも水位はこのくらいだったような気がします。
 絡まないような仕掛けにした。タナがとれた。時間、天気、気温、水温等々。
 あとは運かな。

 魚影は濃いです。たぶん、まだまだいると思います。ただ、ワカサギルアーでは反応なく、これはやっぱり腕が未熟だからなのでしょう。
 今回ワカサギをすくうのに苦労しました。透明で奧が深く目が粗い玉網を見つけるしかありません。ワカサギがとれないと釣りにならないのですから。

 
 
 これで、今年の釣りは余裕をもてます。
 携帯が通じるところまでもどってすぐ、まっちゃんに報告しました。まっちゃんも喜んでくれました。ぜひ次回以降は、チーム中島屋のみなさんと同行したいものです。

 これから魚拓をとります。

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