山形県の温泉20 大平温泉 滝見屋

 「最後は歩いてたどり着く秘湯中の秘湯」という響きがとても気になっていた温泉です。
 沼尻元湯と広河原温泉へのダート道で、ちよっとしたダートでは驚かないはずだったのに、ここはそれ以上の難関でした。
 片側はほぼ直角の深ーいがけだったり、きついカーブが急勾配になっていて、フォレスターでもスリップするほどの悪路でした。
 何とか一番奥の駐車場までたどり着きましたが、その後も高度差150メートルのジグザグ急勾配の歩きがあります。
   

 ようやく、建物が見えてきましたが、どんな方法でこんなところに宿を建てることができたのか不思議なほど谷底です。
 宿に着く前に吊り橋を渡るのですが、下を覗くと、イワナが悠々と泳いでいました。それもかなりの大物です。
 ちなみに宿の許可をもらえば釣りをしてもいいそうですが、尺以下はリリースということです。ということは尺物が結構釣れるということの裏返しなのでは。
 ここも「まっとうの温泉」無料入浴券使用です。
 露天風呂が渓流に沿って4つ並んでいます。手前から3つめの貸し切り風呂に入浴しました。
 今日はずっとにごり湯に入っていたのでここの無色透明なさっぱりしたお湯がとても新鮮に感じました。最上川源流の流れを眺めながら入る温泉、格別です。
 ただ、この後の駐車場までの登りを考えると微妙な気持ちに変わってきたのも確かです。
 実際きつかったです。
    

 帰りの林道は下りがほとんどなのですが、角度がきつくて下がよく見えません。特に左折の下りは怖かったです。
 泉質は含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉
 源泉温度は63℃です。
(営)10:00~15:30  500円 冬季休業 ☆☆☆☆☆(2018.8.23)

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大平温泉 滝見屋