栃木県の温泉27 那須湯本温泉 雲海閣
那須は2回目の訪問です。
今回訪れた雲海閣は,かなり重厚なつくりの旅館で,昔はかなりのにぎわいがあったように思いますが,現在は素泊まりと日帰り入浴だけになっているようです。
メインストリートよりちょっとはずれた場所にあり,さがすのにちょっと時間がかかりました。
宿のおばあちゃんに案内していただき,お風呂に向かいましたが,そのアプローチに名湯の期待が高まります。
はじめに階段を下りると,まず明礬泉の「見晴らしの湯」があります。(写真下)
そこから手作業で掘ったような渡り廊下のトンネルを進んでいきます。そして年季が入っている木造の長い階段を降りていくという作りになっています。
「見晴らしの湯」は5,6人入れるタイル張りの浴槽です。
無色透明で,みょうばん臭が感じられます。
そして,お目当ては鹿の湯と同じ源泉が引かれている硫黄泉です。
泉質は酸性 含硫黄カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉で白濁したお湯です。3人ほど入れる内湯×2が男女別にあります。
2つの浴槽には源泉がなみなみと注がれていて,注がれる量で温度調節しています。熱めの方は45℃くらい,ぬるめでも42℃ぐらいです。浴槽もかなり年季が入っていてとても落ち着きます。
鹿の湯の混雑ぶりを考えたら,絶対こちらをおすすめしたたくなる,すばらしい温泉でした。
(営)8:00~21:00 400円
☆☆☆☆☆(2006.1.8)
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