鹿児島県の温泉09 湯川内温泉 かじか荘

  

 湯川内温泉は足元湧出温泉として,温泉通にはとても有名な温泉です。今回の九州遠征のメインの温泉です。
 そのため,日帰りでなく一泊で訪れました。
 
 宿に着くと同時に,さっそく湯小屋に向かいます。
 湯小屋は二つあり,まずは宿泊棟から近い方からです。

 
   

 

 けっこう大きな木組みの浴槽で10人以上入れる大きさです。
 胸ほどの深さの浴槽の底は石と砂利が敷き詰められていて,そこからかなりの量の源泉が湧出しています。
 透明度の高い源泉ですが,写真で見るとエメラルドグリーンがかっているのがわかります。
 39℃ほどの泉温なのでゆっくり浸かることができ,新鮮でなめらかな肌触りの源泉とほのかな硫黄臭は,もう俗世間というか何もかもわすれてしまうような感覚です。
 羊水に浸かっている胎児のような感覚だと思います。
 21:00までは日帰りの客が来ますので,やはり宿泊がおすすめです。今回宿泊客は自分一人だったので,このすばらしい温泉を十二分に堪能することができました。
 
 ずっと浸かっていたので,そばに加熱漕がありますが,そこの湯抜きを頼まれてしまいました。

 もう一カ所の湯小屋のほうは,浴槽が小振りですが,同じように足元湧出浴槽です。
 大きな浴槽に浸かった後だったので,感動はそれほどでもなかったですが,それでも,澄んだ源泉の中に体を沈めていると,
 とてもリラックスして,何回も「ふー」 という言葉が口から出てきます。
 忘れていました。泉質は単純硫黄泉です。

 

 夕食,朝食とそのな贅沢ではありませんが,おいしく頂くことができました。地元の焼酎もくせは強いですがおいしかったです。
 
 ぜひぜひ,再訪したい温泉です。
(営)7:00~21:00 300円 今回は宿泊で利用
   ☆☆☆☆☆ (2010.12.27)

再訪    2013. 8.21

再々訪 2020.10.23
      2019年の水害で被災したため、ずっと休業していましたが、5日前に復活していました。ラッキーでした。
      浴槽はそのままでしたが板張りとか新しくなっていました。
      ほのかな硫黄臭,底からこんこんとわき上がってくる体を包み込むようなまったりとしたぬるめの源泉。最高です。自分の中での温泉第1位は不動のものです。

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湯川内温泉 鹿児島県出水市の温泉