岩手県の温泉02 安比温泉 草の湯
今日の2湯目は,草の湯です。
安比高原から,兄川に向かい車を走らせると約5分の所に草の湯入り口の小さな看板がありました。
そこから林道を車で約10分走ると,終点に広場があり,地熱発電調査用の奇妙な形の機械が備え付けてありました。(写真)
登山道に入り,少しすすんだ所を左に折れ,20分位歩きます。
途中にある湿原では,ギボウシの群生があり,きれいなブルーの花を咲かせていました。
急に視界が開けると,そこには,硫黄のにおいが漂う沢が・・・。
近くまでいくと,源泉が至る所から湧出しています。そして,3つの湯だまりには,透明で青みががった湯が満たされていました。
いよいよ入湯です。
足を踏み入れると,真っ白に濁るほど湯ノ花が底にたまっていて,硫黄分もかなり濃厚です。湯温は上流側の小さな湯だまりが一番高く,体温よりすこし高め位です。
足を伸ばして体を沈め目をつぶると,野鳥の声がBGMになり,時間がゆっくりと流れているような感覚になります。これほどの贅沢はありません。。
久々のワイルドな野湯に,以前訪れたことのある,北海道知床のカムイワッカ湯の滝や,長野の湯俣温泉を思い出してしまいました。
温泉好きならぜひ行ってみてください。感動ものです。
もちろん無料☆☆☆☆☆ 熊に注意(2005.8.4)
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