北海道の温泉06 二股らぢうむ温泉
岩内町、寿都町を経由していよいよ二股ラジウム温泉です。
場所は長万部町から国道5号線経由で約18㎞の山中にあります。
2001年に建物が新しくなり、以前の秘湯の雰囲気は薄らいでいますが、湯治場としての機能や雰囲気を残しています。
二股らぢうむ温泉は、巨大な析出物ドームと湯治の名所として有名です。
体にいいとされるラジウムをはじめ、炭酸カルシウム、マグネシウム、鉄分など何十種類ものミネラル成分を含んでいるということで、様々な病気に効き目があるそうです。
病気が完治した等様々な感想が寄せられています。
券売機で受付を済まし浴場へ。
階段を降りていくと浴室があります。温泉としては最高のアプローチです。
浴場は12あり、そのうち露天風呂が4、立ち湯4、そして歩行用温泉プールとなっています。
はじめに大浴場へ。
湯船が2カ所にわかれており、片方は立ち湯になっています。深いところでは120㎝あり、まさに立ち湯でした。
湯を口に含んでみるとほのかに鉄の香りが漂っていますが、塩分、苦み、エグミといった複雑な味です。
いかにも成分が濃い味です。温いのでゆっくり浸かることができます。だんだん成分が体にしみこんでいくような感じがします。
また、男湯の内湯では、湯の表面に膜が張っていました。カルシウムの膜のようです。
露天風呂は浴槽が湯温のちがいで、いくつかに分かれています。奥には析出物のドームが見えます。
従業員の人が排湯の道を削岩機で作っていました。
温泉プールはプールといっても水着もバスタオルも禁止だということなので大きな温い湯船といった感じです。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で源泉温度は44.3℃。女風呂以外はすべて混浴です。
ここの峰の向こうには奥美利河(オクピリカ)温泉という変わった名前の温泉があり、今回の予定に入っていたのですが。
つい先日営業していないことを知りました。残念です。こちらもとても気になり行きたかったのですが・・・。
(営)7:00~19:00 1100円 ☆☆☆☆ (2017.8.29) 二股らぢうむ温泉
北海道の温泉にもどる