鬼首温泉 荒湯地獄
久しぶりの野湯です。
鳴子温泉郷から国道108号線を北上すると20分ほどで鬼首温泉に到着します。そこから林道を登って行った途中に荒湯地獄があります。
昔はここに温泉宿があった記録が残っているといいますが、その面影は全くありません。
道路脇のスペースに車を止め、少し歩くと草木の生えない荒涼とした山肌が目に入ってきます。その所々からガスと温泉が噴出しています。
立ち入り禁止の看板があり、そちらの方向でなく、谷沿いを下っていくと、横から沢が入っていて、その合流地点でも温泉がこんこんと湧き出していました。
レモンのような酸っぱさの源泉でかなりの酸性泉です。
近くにはビニールシートの湯船が作ってありました。さっそく服を脱いで入浴準備です。が、足を入れたとたん飛び上がって走り回ってしまいました。激熱です。この時期渇水で沢水の流れ込む量が少ないためか、60℃くらいありそうです。
仕方なく、その下流の大きな岩陰の30pくらいの溜まりに入浴しました。こちらはちょうどいい湯加減です。
浴感は残念ながらイマイチでしたがロケーションは最高でした。
近くに片山地獄という野湯があるということでしたが、地熱発電所の敷地に行く道路にゲートが設けられていてたどり着くことが出来ませんでした。
安比温泉の草の湯を思い出しました。
(営)天気が悪いとき以外 無料 風向き注意 ☆☆☆☆☆
2016.7.23
宮城県の温泉にもどる