秋田県の温泉09 泥湯温泉 奥山旅館

 日本一周東北編の途中に訪れました。
 コロナでの休業で入れないと思っていましたが、ちょうど、本日から日帰り入浴再開という超ラッキーでした。

 

 泥湯温泉は、湯沢市にあり、近くには川原毛湯滝や小安峡温泉や秋の宮温泉郷などが数多く点在しています。
 泥湯の由来ですが、 昔、病に苦しむ乙女が恥ずかしさのあまり透明の湯につかれないでいたところ、天狗が現れ白湯の湯に変えたので、乙女は喜んで湯に浸かり、病が治りました。以来、泥湯の湯は白く濁ったということです。

 2016年に火災に見舞われ全焼しましたが、2019年に復活しています。
 源泉は3本ありそれぞれ「天狗の湯」「川の湯」「新湯」と名前がつけられています。

 まずは、混浴露天風呂です。泉質は硫黄泉。木製の四角い浴槽が高さを変えて二つ並んでいます。
 湯の注ぎ口は、古木をけずって「とい」のようにしてあり、そこから源泉「天狗の湯」が注がれていました。
 底にはさすが、泥状の析出物が少したまっていました。

 続いて内湯、こちらは新しいです。それでも風情の良さが漂っており、さすが温泉通では有名な旅館です。
ちなみに、近くの川原毛大湯滝の湯はかなり酸っぱく酸性度が高いのですが、こちらは全然酸っぱくありませんでした。湯脈が違うのでしょう。

  

  そして最後に道を挟んだところにある、大露天風呂です。30人くらいは余裕では入れそうな大きさです。
 こちらの源泉は「新湯」泉質は単純泉ということです。
 誰もいなかったのでプールのように泳いでしまいました。
 広いので湯の新鮮さは、本館の湯に劣りますが、少し水色がかった白濁湯で、泥湯の名前が頷けるとてもすばらしい温泉でした。

 
 
 このご時世、心苦しかったのですが「まっとうな温泉」を使わせていただき、入浴料は0円に抑えました。普段は700円です。
 この恩はいつか、宿泊してお返ししたいと思います。

 (営)10:30~14:30  700円 ☆☆☆☆(2020.6.1)

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