お出かけ143 再び羽根沢温泉へ 2022.12.18~20
全国割が切れる12/20(12/28まで継続になりました)までに今年1月に行った羽根沢温泉に再び行く計画を立てていました。
JR東日本の優待もあり、予算は一泊二日で27000円位の予定でしたが、せっかくなので、先頃まっちゃんが行った肘折温泉にも行くことにしました。
これで二泊三日になりますが、さらなる出費は5000円ほど。しかも3000円のお土産券がもらえるので実質2000円くらいの追加ですみます。
ここのところ、寒波が来ていて、当日の朝起きてテレビをつけると、日本海側の大雪のニュースでした。
停電で東海道新幹線が不通になっていましたが、山形新幹線は順調で11時過ぎには山形駅に到着。
その後、レンタカーで新庄経由羽根沢温泉です。
今回、山形駅で降りたのは、山形市内の温泉に入る計画を立てたことと、今回利用したトヨタレンタカーが県内乗り捨てオッケーだったからです。
雪はそれほどでもありませんが、行こうとしていた「大野目温泉」と「寒河江花咲か温泉ユーチェリー」は途中で面倒になり、そのまま羽根沢温泉に向かいました。
羽根沢温泉には13時半到着。
チェックインにはまだ早いので、宿泊する「松葉館」以外の二つの旅館「加登屋旅館」「紅葉館」の日帰り入浴をして違いを確認することにしました。
まずは宿泊する「松葉館」に入り、浴感を確かめます。
「素晴らしい」としか言い様がありません。ここを基準にします。あくまでも私見です。
続いて「加登屋旅館」
かなり広い大浴場です。角のある扇型の形で、女湯とは仕切りがありますが湯船はつながっています。
泉温は「松葉館」より低めに設定されていて長湯ができそうです。
また、硫黄臭が「松葉館」より強く感じました。
ただ、源泉投入量が浴槽の大きさの割に少なく、羽根沢特有のつるつる感はありますが、ビリッとくるお湯の新鮮さは乏しいです。
また、「松葉館」や共同浴場にあるような湯の花を除去している網が見当たりませんでした。どこで除去しているのか気になりました。
パンフレットから
続いて、「共同浴場」へ。
網にたまった湯花が「松葉館」が黒っぽいのに対して、こちらは白っぽい物が多いです。
網の表面を触ると、ジュンサイの様なヌルヌルの感触があり、「松葉館」と同じでした。
泉温は「松葉館」より高めで、大量の源泉がドバドバと惜しげもなく浴槽に掛け流しになっています。
「ホテル紅葉館」はお湯を抜いてしまった、ということで日帰り入浴ができませんでした。
雪は降り続いています。
肘折温泉の積雪が群を抜いています。
夕食は、山の物中心で品数も見た目もレベルが高く、美味しいです。
地酒三種付きのプランで満足満足です。
そしてまたお風呂に入り、夜中にワールドカップの決勝を見ようと起きましたが、2対0になった時点でまた寝てしまいました。
2日目、本日はレンタカーを返却し、新庄駅からバスで肘折温泉に行く予定です。
朝、レンタカーのヤリスを雪の中から掘り起こすのに30分もかかってしまいました。積雪は昨日から40~50㎝くらい。
新庄駅に着いてバスを待っていると、肘折温泉の宿から電話が。
内容は「停電がおこっていて、いつ復旧するかわからないのでキャンセルしてほしい」ということでした。
残念ですが仕方がありません。
ここから長い1日が始まりました。
しょうがないので1日早く帰ろうと決めましたが、山形新幹線も、山形新庄間が不通になっていて、再開は15時になるということでした。
切符を取り直そうと窓口に行きましたが、優待なのでうまくいかず、最終的に、家にたまたまいた息子に電話をかけ、優待券のパスワードを確認してもらい、なんとか事なきを得ました。
その後、駅に併設されている施設で15時まで待つつもりでした。
が、13時過ぎに駅の電光掲示板を何気なく見てみると15時再開が17時に変わっていました。
これでは帰り着かないと思い、山形駅から先は動いているということなので、急遽、仙台行きの13時発のバスに13時20分にのり(30分遅れていたので間に合った)
奥羽本線の村山駅前まで行き、そこから山形駅に行くことにしました。(奥羽本線は山形駅から村山駅までは動いていた)
バスは42人乗れるところ39番目でギリセーフ、無事、村山駅で奥羽本線に乗車することができました。
この調子でいけば16時過ぎの山形新幹線で帰れるとほっとしていました。
雪は降り続いています。
それが突然、さくらんぼ東根駅を過ぎたところで立ち往生。停電だそうです。
運転手さんが乗客の人数を数えに来たときは、これは代替輸送のバスの準備だな思いました。
幸い25分くらい後に停電は復旧しました。
一番前の車両に乗っていたのですが、運転席の無線には緊迫した様子と手際の良い担当らしき人たちとの声が行き交っていました。ほんとご苦労様です。
そして15時50分に無事山形駅に着き、またほっとしていると、こんどは山形新幹線も停電で、復旧がいつになるかわからないという事態になっていました。
このままでは帰れません。と、駅の放送で「東京方面にお急ぎの方は15時59分発の仙山線で仙台に迂回してください」といっています。
「切符ははそのままで」ということなので、こんどは仙山線快速で仙台に向かいました。
「山寺駅」とか通りました。これまでもこれからもきっとここへ来ることはないだろうなと思いながら、家には何時につけるだろうと考えていました。
せっかく仙台に来たので「ささかまぼこ」と「萩の月」と新幹線の中で食べる夕飯と酎ハイを買い、小山に停車する18時12分発やまびこ218号に乗車。
牛タンは高いので買いませんでしたが、ほんとは今頃、肘折温泉でおいしい夕食を食べていたと思うと、心の中で「大雪のバカヤロー」と叫んでしまいました。
乗車してほっとしていたら、この新幹線、コンセントがありません。やられました。スマホのバッテリーは省電力モードに変わっていました。
かみさんに「最後のライン」ということで、下館駅到着時刻を連絡したのを最後に、スマホも使えなくなってしまいました。
ちなみに山形新幹線は終日運休になっていました。
下館には20時42分、自宅には午後9時過ぎに無事帰宅。
とてもエキサイティングな旅になってしまいました。
肘折温泉の停電はその後どうなったかといいますと、20日12時現在、今も停電が続いているようです。
「備えあれば憂いなし」ということわざがありますが、「備えあっても憂いあり」が正しそうです。
自分ではどうにもできないことが起こるということがまた実感できました。
渓流釣りに関してですが、松葉館の女将さん情報によると、「釣り人はほとんど見かけないけど、魚は沢山いて、以前釣りに来た人が沢山釣ってきた」ということでした。
ぜひ、次回は釣り竿をもって、渓流釣りに訪れたいと思いました。
お疲れ様でした。
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