お出かけ151 優待で伊豆の旅
伊豆に春以来半年ぶりに出かけてきました。
旅館の優待券があり、それを使うためです。
旅館の名は「石のや伊豆長岡」です。
昨年も河津桜を見に行ったとき宿泊したので、今回で2回目になります。
今回は、電車とレンタカーにしました。高速代やガソリン代を考えると東京以西は電車・レンタカーの方が割安なのです。
つくば駅から5:26の快速に乗車、三島駅には8:46につきました。
今回のレンタカーは日産レンタカー、赤のノートe powerでした。静かで加速がいいです。
6時間で5280円です。写真を撮るのを忘れました。
まず向かったのは、河津町にある湯ヶ野温泉です。
湯ヶ野温泉は天城峠を越え、ループ橋を走り、河津町に入ったところにあります。
国道から細い路地に入り、車をとめ、歩道を降りていくと、河津川にかけられた木橋にたどり着きます。
その正面に今回の目的の「湯ヶ野温泉福田屋」がありました。
ここの宿は、川端康成の「伊豆の踊子」ゆかりの宿として知られ、木造2階建ての本館は創業時の佇まいを今に残しています。
目的は、ここの内湯の榧(かや)風呂です。
階段を降りていく内湯は名湯が多いですが、久しぶりのその雰囲気に圧倒されました。
脱衣所から扉を開けると木製の階段があり、そこから内湯全体が見渡せます。これはすばらしい!
木製の四角い浴槽が真ん中にあり、洗い場の壁には趣のある幾何学系の模様のタイルが並んでいます。
泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉、源泉温度は59.1℃ もちろん源泉掛け流しになっています。
とても落ち着きます。川端康成もここで物思いにふけったのだと思うと何か感慨深いです。
ここまできた甲斐があったというものです。
ただ日帰り入浴料金が上がっていて990円もしました。
近くに温泉スタンドがありました。
帰り道のループ橋
続いて向かったのは、箱根湯の花プリンスホテルです。
標高930Mの箱根駒ヶ岳の中腹という立地でゴルフ場が併設されている西武系プリンスホテルです。
箱根といえば温泉ですが、硫黄泉に入りたくて探したのがここでした。
ここの温泉は地熱蒸気を利用した「蒸気井造成温泉」が特徴です。
「蒸気井造成温泉」とは噴出する硫黄分を含んだ蒸気を地熱蒸気の井戸を通して、湯畑で沢水と掛け合わせて温泉を造成する方法です。
時間を調整して日帰り入浴の始まる13時ちょっと前に着きました。
庶民の格好をして行ったので、車で待たされると思ったらロビーで待っていてくださいということでした。なかなかの接客です。
なんと日帰り入浴2000円です。が優待割引券で無料で入れました。
半額払うんじゃないの?と思いましたが口には出さなかったです。
館内を150M位歩いてやっと露天風呂に到着しました。
撮影禁止なので画像はありませんが、とても広い露天風呂で、浴槽が水色なので乳白色の湯がとてもきれいな乳青色に見えます。
湯はさらっとしていてほのかに硫黄臭が感じられます。少し酸味がありpHは5くらいかなと感じました。
これで天気が良かったら、申し分ない温泉だなと思いました。
無料では入れたので満足感も高いです。
箱根はけっこう外人さんが多い印象でした。
三島駅でレンタカーを返却して伊豆箱根鉄道で伊豆長岡駅へ向かいます。
三島駅はJR東海なのか、SUICAが使えません。伊豆箱根鉄道もしかり。かなりいらいらしました。
15時過ぎには「石のや伊豆長岡」に到着、春の時の隣の部屋でした。もちろん露天風呂付きです。
前回カメラを忘れてきたので今回はお風呂には持ち込みませんでした。
そしてお目当ての食事です。
前回同様、美味しいです。特に、ごはんはどうやって炊けばこんなに美味しくなるのか?
朝食です。
朝の送迎バスの第Ⅰ便が10時だったので、早めに徒歩で駅に向かいましたが、道を迷って、通りすがりの路線バスに乗ってしまいました。
帰りの東海道本線では、数カ所、海が見える所を通りますが、ボックス座席だったのでちょうどいいタイミングで写真が撮れました。
優待を活用して全体の出費は2万円以下でした。
次はまた河津桜の季節に行きたいです。