お出かけ145 伊豆半島周遊  2023.2.17~18

 たまたま持っていた5月末までのTKPの優待券、使えるのは熱海と伊豆長岡の「石のや」というホテル。
 ただ、熱海の宿は一人宿泊はできないようです。
 伊豆長岡は一人は割高ですが受け入れがあったので、11月に予約しておきました。
 
 伊豆半島は観光地として有名ですが、東京を横切っていかなければならないので、なかなか行く気になりません。
 記憶では25年ほど前に「浄蓮の滝」にニジマス釣りに行ったことがあったと思います。
 当時、友人と2回くらい続けて行ったと思います。いまでは考えらない行動力でした。

 今回、お宿までの往復と考えていましたが、せっかく伊豆まで行くので観光も、という気分にだんだんなってきました。
 仕事があるので、パソコン2台を車に積んでいき、昼間は向こうで合間を見てリモートワークをすることにしました。
 ちなみに1月に群馬の温泉に行きましたが、その時は北関東道のサービスエリアで仕事をしていましたが、思いも寄らぬバッテリー上がりでJAFに救助してもらった恥ずかしい過去があります。
 
 夜中に目覚めた勢いで2時に出発しました。ちょっと早すぎかなとは思いましたが結果的には良かったです。
 圏央道、中央高速で富士山を眺めながら行くつもりでしたが、暗くて見えないと思い、夜の都内の夜景を見ていこうと予定変更。
 守谷から常磐高速、首都高、湘南熱海を通って向かうことにしました。
 さすが、都内の夜景はきれいです。スカイツリー、レインボーブリッジ、ベイブリッジ。ただこの時間は照明が落とされています。
 その後、ちょっと道を間違えてしまいましたが、西湘バイパス、真鶴道路を経由して朝の5時には伊東までやってきました。
 湘南の海に三日月は見えましたが、海は暗くて見えませんでした。

    日の出です。

 6時半から「北川温泉黒根岩風呂」が始まるので休憩して待っていましたが、明るくなって受付の所に車を回すと、10時始まりになっていてちよっとへこんでしまいました。

 早く出てきたのは他にも理由があります。
 河津桜です。早咲きの桜とうすうす知ってはいましたが、これまでは特に興味はなく、ニュースなどで見かけるだけでした。
 ネットで調べると、現在、だいたい5分咲きくらいです。
 河津町に向かう道路際には、ぽつりぽつりと河津桜がありピンク色のつぼみが大きくなっているのがわかります。
 ただ、1日前にはうちの池にも氷が張ったくらい寒くて、あまり期待はしていませんでした。

 7時過ぎに河津町に到着。海辺で車がおけそうな場所を探して、そこから桜並木に歩いて行きました。
 感動です。きれいです。咲いていました。
 ソメイヨシノよりピンクが濃く、好みはあると思いますがこちらの方が自分は好みです。
 もう写真を撮りまくりました。
 人はほとんど歩いていません。並木沿いに桜以上に露店が並んでいました。営業はまだのようです。
 河津川沿いを2㎞くらい歩いていきましたがずっと桜です。
 
 

 
 
 来て良かったと思いながら、せっかくここまで来たので、石廊崎まで行ってみることにしました。
 下田の「まどか浜海遊公園」で海を眺めながらリモートワーク。海を見ている坂本龍馬の像がありました。
 ぽかぽかして春の陽気で気持ちがいいです。
 
 


 ネットでこの辺の観光を調べると、南伊豆町に「みなみのさくら」という河津桜の並木があるようです。
 ここから10キロほどです。
 町営の温泉施設、下賀茂温泉「銀の湯会館」に車をとめ、青野川沿いを散策しました。
 なんと!こっちの方が規模が大きいしきれいです。いやいや驚きました。
 露店がないので桜祭りという感じでなく、自然の風景です。土手の菜の花もきれいです。いやいやさらに感動しました。
 地元の人は知っていると思いますが、遠くからの観光客は河津の方があまりに有名なので、知らない人が多いと思います。
 新郎新婦の写真撮影とかもしていました。
 河津桜を見に行こうとしている人がいたら、断然こちらをおすすめします。
 それから数カ所に温泉の掘り抜き井戸のやぐらがあり、蒸気がもうもうと上がっていたのにびっくりしました。
 ちょっとこぼれているお湯をなめてみると、塩分濃度の高い温泉でした。
 たぶん「ナトリウム・塩化物泉」でしょう。

  


 続いて石廊崎。岬には興味がありますが、こちらの石廊崎も荒々しく素晴らしいです。
 伊豆の大島、新島とかをみることができました。
 ちなみに、式根島の地鉈温泉が工事中でなければ、明日、下田から向かっていました。
 
 

 

 

 その後伊豆の西海岸を北上し、本日のお宿「石のや伊豆長岡」に向かいます。
 伊豆、平地が少なすぎです。
 突然、海の向こうに富士山が現れました。でかいです。美しいです。

   

 時間に少し余裕があったので「浄蓮の滝」に20数年ぶりに行ってみました。
 滝から下流が昔と同じ釣り堀になっていました。
 当時、滝の下の渓流ではあまり釣れないのですが、滝壺をルアーのようにして餌のイクラを流すといくらでも釣れたのを発見したのです。
 この日は釣り人はいませんでした。
 石川さゆりの「天城越え」の歌碑がありました。
 もちろん、浄蓮の滝に到着する前には「天城越え」を聞いて心の準備をしていました。
 
  

   

 3時過ぎ「石のや伊豆長岡」到着
 ここは自分の中では高級旅館で料金は中島屋旅館の約4倍です。
 優待がなければ絶対に泊まりません。泊まれません。
 案内された部屋は離れになっていて温泉の檜風呂付きの部屋でした。ベッドはほぼ正方形です。
 庭園は日本各地から集められた石と様々な植物が配置され、お寺の日本庭園のようです
 荷物を片付けてまずは大浴場へ。
 温泉は、アルカリ性は高いですが、成分は薄めなので泉質は単純温泉となっています。
 今回の旅、泉質目当てでないのでまあこんなものでしょう。
 そしてビールタイム。
 
  

   

 夕食は17:30から。様々な食材と器がマッチしていてさすが高級旅館という感じです。もちろん美味しいです。
 献立表を確認したら43行あり、あっけにとられてしまいました。
 
 

   

   

 2日目。
 チェックアウトで請求された金額は4000円弱。優待券と全国割りの最強コンビでした。
 そこで財布のひもが緩んでしまい、4000円ほどひものを中心にお土産を買い込んでしまいました。

  朝食 サバがおいしいです。

 富士山を眺めながら沼津から御殿場、山中湖と高速を使わず移動。そして道志川沿いを下って相模原から圏央道にのり、帰ってきました。
 道志川沿いはほんとに地方の田舎なのに、平地に出た途端、都会に変わっていく急激な変化にとても驚きました。
 それから新たに分かったことは、都内周辺は高速の休日3割引きがないことです。これにはがっかりしました。
 
  山中湖畔からの富士山

 帰ってから地図を見てみると、伊豆は思いのほか遠いことがわかりました。往復680キロも走ってしまいました。
 スマホを見ると、宿から電話があったようです。デジカメを忘れてしまいました。
 撮ってあるのはほとんど温泉なので、変な写真がなくてよかったです。

 干物とデジカメが届くのが待ち遠しいです。

 

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