お出かけ122 北海道 2021.8.5~7
昨年の日本一周の中でも、北海道の旅は、夏の北海道の魅力を存分に味わう感動的な旅でした。
今年も。という思いで4月の段階で予約を取りました。
はじめは7月上旬の予定でしたが、飛行機が飛ばず、今回の日程になりました。
ピーチ航空で往復7500円、成田・女満別路線です。安く上げるために荷物は制限7㎏のところパソコン含めて6.5㎏です。
つくばから成田空港への高速バスは運休しており、電車で成田に向かいました。
成田空港は、夏休みにもかかわらず人は少ないです。
ピーチ航空は、ほとんどが国際線の第一ターミナルなのでさらに少なく、人間だったら瀕死の状態のようです。
やはり、コロナの影響です。茨城も8/8から「蔓延防止措置」だそうです。
天気は上々で、離陸して東に向かい、そこから時計回りに北に向かっていったので窓から富士山も見えました。
飛行機の旅は地上の地形を見ながら、今どのアタリを飛んでいるのか確認するのがとても楽しいです。
襟裳岬はとても尖っていました。
さて、今回、女満別に向かった理由は、北海道らしい景色がまた見たい。涼しいところに行きたい。然別湖に行きたい。ということからです。
昨年、然別湖にも行く予定だったのですが、富良野で時間を取り過ぎていくことができませんでした。
なぜ、然別湖かというと、遠い昔の話ですが、小学校の国語の教科書に然別湖の紀行作文がありました。
その中で、たぶん原生林とかの言葉が載っていて、原生林てどんなんだろうと想像したり、写真の、湖面に写る山をくちびるにみたてて落書きしたりしたことが
なぜか印象に残っていて思い出されるのです。
15時女満別空港着。
先日、NHKの「心旅」でやっていた能取湖と能取岬まわりで、網走に向かいました。ハマナスがきれいに咲いていました。
素泊まり(ホテルオホーツク・イン)だったので、居酒屋をネットで探し、一人呑みです。今回は「季節の旨いものと酒 さわ」という店に。
まずは刺身、やっぱりオホーツクのホタテはおいしいです。明太子の天ぷらが珍しかったです。
アルバイトの店員さんは「東京農業大学 北海道オホーツクキャンパス」の学生さんで、埼玉から来ているということでした。関東同士というだけでなぜか親近感がわきました。
また、隣に座ったお客さんが、キリンビール苫小牧の社員の方で、横浜工場の話とか、ビールの話で話が弾み、結構飲んでしまいました。
2日目は6時出発、網走から国道39号線を西に向かいます。
途中幻想的な風景に出会いました。これです。
石北峠にさしかかる前、せっかく釣り竿を持ってきたので、イトムカ川で釣りをしました。
ちょうど橋の下が堰堤になっていてミミズを入れるとほぼ入れ食い。20㎝前後のオショロコマです。さすが北海道です。
大雪湖を過ぎて、今度は国道273号線に入り、いよいよ然別湖に向かいます。
ここから然別湖手前までの道路は、北海道ならではというような道で感動してしまいました。道の両側にしらかば。遠くの大雪山系の山には雪渓も見えます。
車も極端に少なく、これ俺専用の道路と錯覚してしまうほどでした。
そして然別湖到着。約半世紀の時を経て、原生林とくちびるを確認できました。
話はそれますが、然別湖にはここにしか生息しない固有種ミヤベイワナがいることでも有名です。
続いて、予定に入れていた温泉です。然別湖から山向こうにある「かんの温泉」近くの露天風呂に向かいました。
扇ヶ原展望台から
かんの温泉の隣に、然別峡野営場があります。そこの一番奥の川岸に露天風呂鹿の湯はありました。(詳しくは後ほど温泉のページで)
エメラルドグリーンのにごり湯でで、岩の割れ目から湧出しているのが確認できました。
お父さんと小さい娘2人が先客で入っていましたが、アブが結構飛び回っていて、こどもたちはパニックになっていました。
こどもが動くので余計にアブが寄ってきてます。おかげでというと語弊がありますが、こちらにくるアブは少なかったのはラッキーでした。
でも、親子が帰った後は全部アブが自分のところにきて厳しかったです。すぐに出てしまいました。
その後、シイシカリベツ川で釣りです。ここではヤマメが釣れました。ニジマスみたいに斑点が濃いのですがちゃんとパーマークがあります。
何カ所かで釣ったのですが、橋の上からの28㎝が最大でした。
昼食は、宿に向かう途中の牧場の小洒落たお店で、ソフトクリーム。これがまた旨かったです。
気温はなんと34℃。せっかく涼みに来たのに、これには言葉がありません。
ただ、このあたりも農場や牧場が多く、遙か彼方までの直線道路は北海道にきているという実感を感じさせてくれます。
本日のお宿は、「しほろ温泉 プラザ緑風」という宿です。事前に電話して14時にチェックインすることができました。
ナビの通りに向かいましたが、なぜか道の駅に到着。えっと思いましたが、ここが「しほろ温泉 プラザ緑風」でした。
温泉は典型的な「モール系」ですが、とてもつるつる感があります。そして油臭も感じられるなかなかの温泉です。
料理も口コミ通りでとてもおいしかったです。とくに「ちゃんちゃん焼き」が珍しかったです。もちろんお酒も外せません。
部屋では、オリンピックのサッカーを見てましたが、残念な結果になってしまいました。でもその後見た女バスは強かったです。
三日目は特にやることもなく、ゆっくり8時に出発。
まずは阿寒湖に向かいました。途中で食べたトウモロコシが甘みと塩みが絶妙で、こちらもさすが北海道といった感じでした。
ちなみに、道路際の畑はトウモロコシ畑がほとんどでした。網走近くはタマネギ畑も多かったです。
阿寒湖では、駐車場がほとんど有料で、しかも道路の湖側にはホテルがあり、なかなか湖を見渡せる場所がありません。
でも執念で穴場を見つけました。温泉街から2㎞くらい離れましたが、岸辺まで車で入っていけます。
雄阿寒岳をバックにした阿寒湖はとてもきれいでした。
まだまだ、時間があるので、こんどは網走川の中流域での釣りです。小さいですがヤマメとイワナが釣れました。
ようするに、北海道では、渓流っぽい川で竿をだせば、マス系の魚がどこでも釣れるということです。
美幌町まで来ると気温は今日も35℃。シャツがしっとりしてきたので温泉を探しましたがなかなかなく、センター系の
「峠の湯びほろ」で汗を流し、回転寿司で昼食。ここでもホタテは甘みがあり、さすがにおいしかったです。
女満別空港には14時半到着。ちなみにレンタカーはなぜか7人乗りのシェンタでした。
成田空港からは、アクセス線、武蔵野線、つくばエクスプレスと乗り継ぎましたが、武蔵野線はかなり密でした。
自宅には20時過ぎに到着。お疲れ様でした。
コロナ禍の中の北海道東の旅でしたが、何度行っても北海道はいいです。次は真冬に行き、流氷を見たいと思いました。
トウモロコシを食べたところでお土産に買ったトウモロコシが届くのがとても楽しみです。
ちなみに帰りの荷物の重量は、汗の重みとタオルが濡れていた関係で、7㎏ぎりぎりでした。