お出かけ072  お伊勢参り 熊野古道  2019.9.26、27、28

 働いている職場では、5年ごとにリフレッシュ休暇というものがもらえます。
 お出かけのページで昔をたどっていくと、5年前は角島大橋、10年前は山陰方面の温泉、15年前は別府近郊の温泉巡りに出かけています。
 今回ははじめてかみさん同伴で紀伊半島に向かいました。
 メインは伊勢神宮、熊野古道です。
 茨城空港からスカイマークで神戸、そしてレンタカーで伊勢に入りました。
  
 「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。
 神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神おおみおやがみとして崇敬を集める天照大御神あまてらすおおみかみをお祀りする内宮  ないくう皇大神宮こうたいじんぐう)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神とようけのおおみかみをお祀りする外宮げくう豊受大神宮とようけ だいじんぐう)を始め、14所の別宮べつぐう、43所の摂社せっしゃ、24所の末社まっしゃ、42所の所管社しょかんしゃがあります。これら125の宮社全てを ふくめて神宮といいます。内宮は約2000年、外宮は約1500年の歴史があります。(伊勢神宮HPから)

 
 まずは外宮。観光客は思いの外少なく30分ほどでお参りを終えました。


  
 
 そして内宮、なんとなく空気が違います。こちらの方が観光客は多いです。でも他の観光地と違い、日本人が多いように感じました。
 お清めは横を流れている五十鈴川でするのが正しいと言うことです。
 この前テレビで伊勢神宮について放送してたので、予習しておきました。
 正宮にお参りした後 隣の荒祭宮に行きました。個人的なお願いはこちらだそうです。こちらの方が時間がかかりました。
 
 帰り際にアクシデント。かみさんの靴のかかとの部分がはがれてしまいました。それも両足ともです。白い物がズボンにはねてると思ったらかかとに詰まっていた粉でした。ぺらぺらしてウェーダーのフェルトがはがれたのと似ていて笑ってしまいました。
 近くのホームセンターを見つけて靴を購入。旅先で靴を買うのも珍しいです。


 そしてお宿に向かいます。
 
 じゃらんで見つけた「はいふう」という宿です。一人では絶対泊まらないハイクラスの宿です。
 志摩半島の的矢湾にある渡鹿野島という島にあり船で渡ります。
 さすがハイクラス。接客が違います。料理もさすがです。伊勢エビ、黒毛和牛ステーキなどなど量より質といった感じです。

  朝食

 2日目は紀伊半島の突端に近い紀伊勝浦に向かいました。熊野古道を歩くためです。
 神戸から志摩までも遠かったですがこちらもかなり遠いです。ナビでは最初4時間という表示が出ました。 
 でも、下調べ通り約3時間で着きました。車のナビより自分の方が正確でした。
 ※熊野古道(くまのこどう)は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社) へと通じる参詣道の総称。熊野参詣道ともよばれる。2004年に世界文化遺産に登録されました。
 
 いろいろと下調べをした結果、熊野那智大社に向かうことにしました。
 大門坂駐車場に車を駐め、そこから、熊野古道の石畳をのぼっていきました。
 雨かあがりました。空気が洗われ、森のにおいが感じられます。雰囲気抜群です。
 かみさんは、カラス天狗がこっちを見ている気配がすると言っていました。
   古道入り口の夫婦杉
 石畳の両側には樹齢800年の杉の大木が並んでいます。
 これはすごい。これぞ熊野古道

 石畳を抜けてさらに階段をのぼっていくと那智大社、そして青岸渡寺がありました。
 お参りした後、那智の滝の記念写真撮影。いい写真が撮れました。
 
 

 運転で疲れると、けんかになるのがいつものパターンだったので前もって南紀白浜でレンタカーを乗り捨てる計画を立てていました。
 ということで南紀白浜からは電車(特急くろしお28号)でのんびり神戸に戻ります。車窓からは南紀の海がきれいです。
  

 
 三宮の宿には20:00着 ヴェアマーレ神戸というビジネスホテルです。場所は神戸旧居留地にあり、周辺には高級ブランド店が立ち並んでいました。
 立地条件最高なのに、なんと昨日宿泊した「はいふうの」1/5以下の値段。部屋もぜんぜん悪くなく普通のビジネスホテルでした。
 
 夕食は「土佐清水ワール」としう居酒屋さんです。
 清水サバ、かつおのわら焼き(一切れ一切れが厚い)など土佐清水の料理がそろっていて、まるで土佐清水に来たような雰囲気のお店でした。
 とってもおいしかったです。
  
 
 ちなみにかみさんのくつは白浜駅のゴミ箱に預かってもらいました。

 
 最終日は、生田神社にお参りして、12:00発のスカイマークで茨城に戻ってきました。

   

 飛行機が着いても旅の余韻がなかなか消えないものですが、空港を出た途端、なんともいえない、豚舎のような、ケイフンのようなにおいが強烈に漂っていて、あっという間に余韻が吹き飛びました。ああ、茨城に戻ってきたんだなと強く実感出来ました。

 ということで生まれて初めての紀伊半島旅行が幕を閉じました。風景、歴史、そしていろいろなハプニングがあり、いつまでも記憶に残りそうな旅になりました。かみさんにも感謝。

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