お出かけ040 鹿児島温泉巡り パート2 2013.8.21~23

   


 
 三年ぶりの鹿児島です。鹿児島にはたくさんのすばらしい温泉がありますが,とうてい3日間ではまわり切れません。
 ということで今回は温泉の数ではなく,厳選中の厳選ということにこだわった計画を立てました。
 桜島の噴火があり,どうなるかと思いましたがとりあえず出発です。行きはANAです。
 2ヶ月前からの予約だったので行きも帰りも窓際を予約できました。世界遺産の富士山も上から見下ろして通過していきます。

 鹿児島空港に近くなると桜島が見えてきました。いよいよ旅の始まりです。

 最初の温泉は「湯川内温泉 かじか荘」です。
 ここは,自分の中ではトップの座にあるすばらしい温泉です。
 その日は(というかいつもかな)日帰り客がすごく多く,21時すぎまでいました。
 結局それから入りました。39℃ほどの透明でちょいグリーンがかった源泉が浴槽の下から気体と一緒に湧いています。
 水泡は,波紋をつけて水面ではじけます。ほのかな硫黄臭といい,湯温といい完璧です。一人でゆっくり味わいました。

   

 2日目は,朝の一番風呂になごりを惜しみながらもう一度入り,5時半にはかじか荘を出発しました。海沿いの道路からは月が海面を照らしているのが幻想的でした。
 さて,本日の目的地は鹿児島にある小さな島「硫黄島」にあるワイルドな温泉です。太平洋戦争激戦地の硫黄島とは違います。
 三島村という村にあり,人口は100人位の島です。
 フェリーで鹿児島港から4時間かかります。甲板から桜島をみると,おっと噴煙が上がりました。噴火を繰り返しているようです。
 といううちに硫黄島到着。車が何台か陸揚げされました。自分の車も一番手前に見えます。嘘です。しかしびっくりしました。外観は全く同じでした。
 ここの港の海水の色がまたすごいです。赤茶色です。鉄の成分が多いようです。長野の加賀井温泉のような色です。


    

 

 さっそく,宿の車を借りてまず「東温泉」を目指します。
 車は,昔乗ってたパジェロ・ミニと色違いです。細い道を10分ほどいくと東側の海岸に着きます。そこに「東温泉」はありました。
 3つの楕円形の浴槽が岩でつくられていて手前の浴槽の端の岩から熱い源泉が流れ出ています。そこからだんだんに源泉が流れ下っていく構造です。
 ちょうど真ん中の浴槽が適温でした。塩味というかここは酸っぱさが際だっていました。後で宿の方に伺うとpHが1.0くらいということでした。ひりひりするはずです。
 荒波が岩を洗う音しか聞こえません。とりあえずはるばるもってきた木桶をもって記念撮影です。
 ちなみに温泉のまわりの岩がすごく熱いです。たぶん太陽から熱だけではない・・・。噴煙や水蒸気も所々からあがっている山なのでそのエネルギーなのかなと思ってしまいました。

    

 次に訪れたのは西側に位置する「坂本温泉」です。
 こちらは波が穏やかです。石組みの大きな囲いがあり,満潮になるとそこが温泉プールのようになる構造です。
 行ったときは干潮だったので,プールの中の二つの四角い浴槽に源泉がたまっていました。
 手前の浴槽の底から勢いよく源泉が吹き上がっています。こちらも熱いです。とても入れる温度ではありません。
 あふれた源泉が隣の浴槽に少し注がれこちらはぬるめでした。
 底がぬるぬるしていてちょっと気持ち悪かったですがとりあえず手桶を抱いて記念撮影。満足です。

                

 近くの展望台にも行きましたがそこからの海の色がすごいことになっていました。
 温泉の成分が海水と化学反応しているのだと思います。不思議な色です。
 隣の画像は,断崖絶壁から下を写したものです。おそるおそる手だけ出してシャッターを押しました。100メートルはあると思います。

  

 次は温泉ではなく,こちらも展望台ですが,名前がいいです。海がとてもきれいにみえます。地球の丸さも気持ち感じられます。
 右の写真は大浦海岸という場所です。階段で下りていくと舟が横付けできる船着き場がありました。
 温泉は,先に挙げた温泉の他に,大谷(ウータン)温泉と穴の浜温泉があると言うことですが危険を伴う場所にあるので今回はパスしました。

         

 今回の宿は「島宿ほんだ」です。
 港に近い上,昼から翌日の昼まで滞在できるので気に入りました。
 料理は豪華さはありませんがとてもおいしく,黒鯛の煮付けやサワラの刺身が絶品でした。
 焼酎も本場なのでみしま村という焼酎を注文しましたがこちらもおいしかったです。
 大学の先生が調べものにきていて,いろいろな話も聞け,たのしい夕餉の時間になりました。
 壁には138㎝のクエの魚拓が飾ってあるほか有名人もたくさん訪れているようで,色紙が飾られていました。
 山田べに子さんもきていました。
    

           

 3日目は帰りの飛行機の時間が遅いので,鹿児島の中心街を散策しました。鉄粉のような火山灰がまだ至る所にあります。
 自分は歩いていて目が痛くなってしまいました。地元ではあきらめている人が多いのか,そんな様子は見られません。
 天文館というアーケードの繁華街にある「くろいわ」というラーメンを食べました。るるぶ情報です。点数をつけるとすると79点くらいかな。750円は高いと思います。
 あとびっくりしたのが路面電車です。めずらしすぎです。

 
   

 最後の締めは,津曲温泉です。前回はなかなか見つからなかったけど,今回は温泉マークですぐ分かりました。
 遅れましたが今回のレンタカーはマーチでした。
 鹿児島市内を歩いてあせびっしょりになり,くびとかざらざら感もあったので,ここでの温泉は非常に助かりました。しかもジモ専の中では群を抜く津曲温泉です。
 ただちょっと残念だったのは,地元のおじいちゃんがシャンプーを快く貸してくれたのは良かったのですが,カメラマンを頼んだのですが,写真は見事に写っていなかったことでした。どこをおしたのかな。

 ということで,3日間を終えました。今回は時間に余裕をもって行ったのがよかったかなという感想です。
 ただ,TXが終電になってしまったのですが,東京のあの時間のあの混雑ぶりにはいろいろと考えるものがありました。  めでたしめでたし

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