お出かけ24 冬の日本海 2009.1.17~18

  

 年末年始に出かけるはずでしたが野暮用が入り,今回の日程になりました。
 目的は,冬の日本海視察です。前日に,二年前に泊まったことのある山北町民宿「磯魚」に予約を入れ,OKがでたのでいざ出発です。
 行きは最近できた甲子トンネルを通って下郷へ。下郷町の「長寿の泉」で湧き水を汲み,大内宿を経由していざ新潟へ。 
 けっこう道路にも積雪があり,わくわくしながらの運転です。雪が降らない地方からすると,雪の降る地方はあこがれの地です。雪国に住むと全く違うとは思いますが・・・。

   

 温泉もはずせません。今回は「かのせ温泉赤湯」「新津温泉」「月岡温泉美人の泉」「月岡温泉くまどや」をはしごしました。
 甲乙付けがたい,それこそ「極上の温泉達」です。(詳しくは後日温泉のページで)

     

 

 日本海が視野に入ってきました。
 荒れています。
 鉛色の雲が空を覆い,時折雪が舞ってきます。
 波が岩に砕けて音をたてています。
 すかさず,森昌子の「哀しみ本線日本海」「越冬つばめ」を聞きます。さらに雰囲気が高まります。
 演歌が似合う海です。

          

 来た甲斐がありました。しっかりと目と耳に収めて宿に向かいました。 

 
  民宿「磯魚」の夕食です。
 一万円の磯魚コースを注文したかったのですが,海が荒れていて船が出ないということで,普通のコースになりました。が,それでも刺身,煮魚,焼き魚,フグなべ,フライ天ぷらと,地物が並びます。
 部屋とかもとても清潔で,これでほんとに7000円でいいのという感じです。いちおしの宿です。
 ちなみにご主人は,以前は渓流釣りが趣味であちこちの源流を釣り歩いたそうです。そしていろいろ考えた上で須賀川からここに移り住んだそうです。
 海があり,山があり,渓流があり,自分も住むのならこんなところがいいなと心から思ってしまいました。

 翌日訪れた近くの鮮魚センターにはサケの干物がつるしてありました。
 荒れた天気が続いているせいか鮮魚はなく,干物ばっかりでした。
   

  久しぶりにとても印象に残った旅になりました。
 さらに,その印象を高めたのは「くまどや」の女将さんと,その妹さんとの出会いでした。
 「はやく帰りたいお客さんは目を合わせないのよ。」という言葉から話し出し,30分以上話し込んでしまいました。
お茶をごちそうになりあげくに記念写真まで撮ってしまった有様です。自分が持っている本は,訪れた時届いた「くまどや」を紹介する雑誌です。一面に「くまどや」の浴槽が掲載されていました。

 新潟最高です。また行きます。
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