鍋山の湯

 別府の明礬温泉街には,湯の花を採取する名物の湯の花小屋があります。それを見学しつつ,そこから山道を入り,鍋山の湯に向かいました。
   

 砂利道を10分ほどすすむと行き止まりになりそこからは徒歩です。10分くらいで山肌から噴気が立ち上る荒涼とした場所に出ます。

 その奥に鍋山の湯がありました。

 

 場所は2ヵ所に分かれています。
 一ヵ所目は泥湯です。二人ほど入れる白い泥湯と黒っぽい泥湯の2つの浴槽が並んでいます。
 みぞれが降っている中,黒灰色の泥湯に思い切って入浴。
 なんとおしりが熱い。ということは足元自噴なのです。泥の量は思ったより少なかったです。
 これで晴れ渡っていたら最高なのにと思いながら,2ヵ所目の黒湯に移動しました。

 こちらも2ヵ所の浴槽があります。お湯はかなり黒いですが泥湯ではありません。
 熱い源泉がまず,上側の浴槽に流れ込み,その後下の浴槽に流れこむようになっています。しかし,下の浴槽もかなり熱く,ホースで沢水をひいての入浴です。
 深さもあり,快適です。
 ゆっくりしたかったのですが,頭が寒く,かぜをひきそうだったので10分ほどで切り上げました。
 野湯 24時間入浴可能  無料 ☆☆☆☆☆
(2008.2.12)

 へびん湯

 次に訪れたのは,へびん湯です。
 鍋山の湯からダート路をもどり,途中の分岐を右に10分ほどすすむと,谷底にありました。

 こちらは,簡易の脱衣所もありました。
 山からホースで多量の源泉を引いてあり,上から順に4つの浴槽に順に注がれています。沢水で温度調節してあり,浴槽によって少しずつ湯温が違います。
 

 泉質は,単純泉のようで無色透明できれいに澄んでいます。
 新鮮極まりないお湯に浸かって目を閉じると,水の流れる音しか聞こえません。命の洗濯とはまさにこのことでしょう。
 この温泉が末永く大切に使われることを願いながらへびん湯を後にしました。 
野湯 24時間入浴可能  無料 ☆☆☆☆☆(2008.2.12)

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